精力絶倫になるか?イカリソウ酒(碇草酒)
精力絶倫になるか?イカリソウ酒(碇草酒)
メギ科のこの植物は、オスの山羊が貪り食い、メスとのセックスに励むので、「淫羊霍:いんようかく」(淫らな山羊が食べる豆に似た草)とも呼ばれ、茎と葉のつき方から「三枝九葉草」、花の形から「“碇”草」とも呼ばれる異名の多い多年草です。
(wiki)
古来から精力増進のお薬として知られ、バイアグラのような効果を求めて飲む人が多かったのですね。
私は以前(20年ほど前)、漢方薬局からこの草の乾燥葉を買い、ホワイト・リカー(35%)に漬けていましたが、最近飲んでみると、色が通常の単味の薬用酒より黒っぽく、「ああ、ここにも素晴らしい酒がある」と納得しました。重厚な風味と効能、お酒の一つの頂点を極めた逸品です。
素材の良さに加え、漬けた直後では持ちえない歳月による熟成が功ありです。
生薬
全草は淫羊霍(いんようかく、正確には淫羊藿)という生薬で精力剤として有名である。本来の淫羊霍は中国原産の同属のホザキノイカリソウ E. sagittatum (Sieb. et Zucc.) Maxim.(常緑で花は淡黄色)で、名はヒツジがこれを食べて精力絶倫になったという伝説による。ホザキノイカリソウの淫羊霍に対して、イカリソウの方を和淫羊霍とすることもある。
同属は25種ほどがアジアから南ヨーロッパにかけて分布する。英語名はbarrenwort、bishop's hat、fairy wings、horny goatweedなど。
イカリソウの有効成分としてはイカリインというフラボノイド配糖体が知られ、これには実際に次のような効果が示されている。
• 一酸化窒素 (NO) レベルの上昇。
• ホスホジエステラーゼ (PDE)-5に対する弱い阻害作用。
これらにより平滑筋が弛緩し陰茎などの血流が増えると考えられる。PDE-5の阻害は(かなり弱いが)バイアグラと共通の作用である。
またこのほかにもいくつかの薬理作用が研究されている。
今日のひと言:イカリソウの栽培、私もしたことがありますが、他の植物の陰になって枯らしてしまいました。