理不尽な業務命令(雇われ人はつらいよ)
理不尽な業務命令(雇われ人はつらいよ)
(これは、森下がある塾で働いていたときに課された仕事・・・数学の問題作成・・・についての記述です。ちょっとヘマをして、そのことのペナルティーとして課された仕事です。)
19:40 指示; @@これまでおこなった範囲(おおむねText45pまで)の全範囲を網羅し、1問、20題をめどに、確認すべき問題を見分けたうえで、選び出す@@
19:50 方針として:
1) はじめから素直に問題を解く
2) 問題を「感覚」でピックアップして解く
もちろん、解く問題は、素直に解くわけであるし、その問題の難易度は、講師たるもの、一見して見抜けなければならない。
しかし時間は限られているので、1pからバカ正直に解いている余裕はない。
@@そこで、感覚のかわりに2による剰余類を用い、1~45について奇数ページの問題、演習、例題なら偶数番目、小問についてはそのページの数に2をかけた問題を解くこととする。**もし、その結果が小問数を超えていれば、(結果―N*(小問数))をあげる。)@@
以上のようにすれば、指示の条件を満たした約20題が得られる。(確率的に:probabilitically)もしこれが下位クラスであるなら、演習・例題を奇数番目にすればいい。
そして問題作成をはじめ
21:00にほぼ完成。
以上の解決法は、課題をだした先輩講師に高く評価され、「これ、コピーしてもいいかな?」と言われましたので、「どうぞ、どうぞ」と応えました。私の鮮やかな仕事ぶりが評価されたわけです。まあ、どうせ解けまい、と思っていたようですから、彼。
今日のひと言:このころは、ガロアの「群論」を勉強していて、数学的な感覚は研ぎ澄まされていました。このブログで何度かとり上げた数学者・ガウスの逸話に、小学生のころ、1から100まで全ての数を足し算しなさいと講師が意地悪な問題をだした際、いちはやく正解をだしたというのがあります。私も数学科に行きたかった身、ガロアもガウスも偉大だったな、と思います。また、問題は奇数番目が「易しい」、偶数番目が「難しい」問題でした。
参考過去ログ:
iirei.hatenablog.com
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