ゲンノショウコ(現の証拠):下痢止めに卓効あり
私はここ数年、朝の下痢に悩まされてきました。仕事に行く前の8時から9時にかけて下痢になるのですね。それで、ヨーグルト、新ビオフェルミンS、消化器科でもらったミヤBM錠、コロネル錠、どれをとっても下痢を抑えることが出来ませんでした。最大6、7回。そこで古くから民間薬として有名な「現の証拠:ゲンノショウコ」を試してみました。現在から3ヶ月ほど前に飲み始め、ここ最近は朝の便の回数は3、4回で硬く、軟便は目に見えて減っていて、良い状態です。
私が買ったのは、「げんのしょうこ」(ティーバックタイプ:山本漢方製薬株式会社)で、私は200ccの水から、ティーバック1包を煎じ、130ccくらいに濃縮して渋い煮出し汁を温かいまま飲みます。「ゲンノショウコ」の飲み方で、温=下痢、冷=便秘と使い分けるものかと思っていましたが、濃い・薄いの差異で使い分けるという説も聞きましたので、その辺、どうなのか、ネット上で調べてみました:
夏の盛り、朝露を踏みしだきながら歩く草地に、可憐な白やピンクの花をつけている風露草科のゲンノショウコも、大地からの贈り物のように様々な薬効をもたらしてくれます。昔から薬草として親しまれ、貝原益軒の「大和本草」の中にも「能く痢を治す。赤痢に最も可成」と記されている。下痢がたちどころに治るという「現の証拠」から名付けられたほどの下痢止めの妙薬として愛用されてきました。ゲンノショウコは、土用の丑の頃が葉も伸び下痢止めに効果のあるタンニンが最も多く含まれる時期であり、収穫量も多く、採取後の乾燥も容易です。
<薬効> ◆下痢・便秘・・・20gを煎じ、熱いのを吹きながら飲みます。便秘には、煎じたものが煮立ったらすぐ火から下し、カスを濾して冷ましておいて、食後30分に飲むとよく効きます。
http://www.long-life.net/newpage252.htm
まあ、この引用では、私の捉え方が妥当であったと安堵しました。なお、これもネット上の情報ですが、ゲンノショウコにはあまり目立った副作用はない、とのことです。
ゲンノショウコは、フウロソウ科の多年草で、wikiによれば、薬として以下のような特徴があります。
ゲンノショウコはドクダミ、センブリなどと共に、日本の民間薬の代表格である。江戸時代から民間薬として用いられるようになり、『本草綱目啓蒙』(1803年)にも取り上げられた。現代の日本薬局方にも「ゲンノショウコ」として見える。但し、伝統的な漢方方剤(漢方薬)では用いない。有効成分はゲラニインなどのタンニン。根・茎・葉・花などを干し煎じて下痢止めや胃薬とし、また茶としても飲用する。飲み過ぎても便秘を引き起こしたりせず、優秀な整腸生薬であることから、イシャイラズ(医者いらず)、タチマチグサ(たちまち草)などの異名も持つ。
今日のひと言:ゲンノショウコは、猛毒のトリカブトに似ています。区別がつかない場合は、採取をせず、夏の地味な花を見て行うのが良いのでしょう。トリカブトの花は見ごたえのある派手なものです。
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今日の一句
のびのびと
のびるのびるの
のびやかさ
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