アマガエル:私はそのひたむきさが好きだ。(散文詩)
アマガエル
鳴いても跳ねても
可愛らし
アマガエルは、日本本土で見られるカエルのなかではもっとも小さいと思われる。言葉の由来は、「雨が降る前に鳴く」ので「雨=アマ」と付いたらしい。カエルの世界では大きい・小さい別にアマガエル<トノサマガエル<ガマガエル<ウシガエルとなるけど、私はウシガエルの声を川原で聞いても、実物は見たことがない。
そして、どの程度の大きさのカエルならば手に掴むことができるかというと、私はトノサマガエルまで。女性だったら、アマガエルも触れないかもしれない。もっとも、アマガエルは皮膚に毒を持っている。
かといって、女性がカエルを嫌いかというと、必ずしもそうではなく、アマガエルの絵をマグカップにあしらったものを愛用する女性を、私は2名ほど知っている。
長い冬を経て冬眠から覚めたアマガエルは、ある時期を心待ちにしている。それは田植えのシーズンである。田んぼに水が張られると、待ちかねたようにカエルたちが集り、賑やかな声でオスガエルが歌を披露する。このときが「乱交パーティー」ないしむかしの言葉では「歌垣:かがい」という行為が成されるわけだ。蛙合戦とも呼ばれる。オスは「鳴嚢:めいのう」を膨らして、その体の大きさに似合わぬほどの大音声を出し、メスの体の上に乗り、セックスする。これを抱接という。
その宴会のあと、生み出された卵。孵ったオタマジャクシは手足がなく、ただし尻尾と鰓がある、魚のような状態。そのうち後ろ足が2本、そして前足が1本生えてきて、尻尾は次第に消えてゆく。アマガエルの形態になるのももうすぐだ。
大人になったアマガエルは、その皮膚の色を自在に変え、それを保護色として攻撃・防御用にと使い分ける。カマキリを食べることもあるそうだ。
一方、ヘビに睨まれ、萎縮したら、一巻の終わり。逃げようとしたところを捕食されると、その飲み込まれる姿はなんだか目が4つある生き物のようにも見える。
今回ブログは
「自然なぜなに?DVD図鑑11 アマガエル」KKアスク
を参考にしました。
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今日の料理
@紅法師のサラダ
タキイ種苗が販売する「水菜」の一種。茎も葉も真紅の色合いを持つのが珍しく、この種の野菜は加熱すると普通の緑色になることが多いので、あえて塩だけ振ってサラダにしました。
(2014.12.16)
@レンコンの煮物
折からあった鶏の煮汁をベースに、醤油・昆布だしの汁・トウキビ糖・コチュジャン・ポン酢で煮込みました。満足できる味。コチュジャンはスプーン大2くらい、ポン酢は10ccくらい入れました。
(2014.12.16)
セブン・イレブンで売っていたので試しに購入しました。豆腐本体が豆乳のなかに浮いているという感じの食材で、家人の評判も良かったです。もとは江戸時代の「豆腐百珍」にも記載のあった食品で、導入したセブン・イレブンの決断には拍手が送れます。
(2014.12.16)
@車麩の卵とじ
車輪のような麩を車麩(くるまふ・くるまぶ)と呼びますが、今回はそれを主役にした丼物。
http://hirokonishida.hatenablog.com/entry/2014/11/14/230640
を参考にしました。変更点としては、ネギ、クコの実も入れたこと。案外美味しいです。
(2014.12.17)
今日の詩
@托鉢
「ピンポーン!」呼び鈴が鳴る
出てみると宗教の勧誘らしきおばさんが立っていた
大概の勧誘なら「家は無宗教で、献体に出すことになっている」
とやると、大概帰るのだが、
おばさんは
「修行として500円を托鉢して回るようにいわれています」
と答えた。
私は言下に、帰ってもらった。
あとで思うに、私がむっとしたのは
托鉢する者が金銭の「下限」を指定するのはその宗派が
インチキであることを実証していること。
まともな宗派なら、そんな托鉢はしない。
10円の布施でもありがたく受け取るだろう。
その托鉢で得た金、何に使うことやら。
(2014.12.19)
今日の一句
赤城山
バーコード頭
雪の後
赤城山は、季節季節、いろいろな表情を取るのがいいです。
(2014.12.19)