カミソリで樹を伐る男(詩)
その男、一抱え30mほどはある
樫の樹を伐ろうと思いたった
手にしているのは鋭利なカミソリ。
だが如何せん、相手は巨木、
なかなか伐れない。
男は40年かけて
3cmほど幹を
伐ることしか
出来なかった。
男は、以後の作業を
神聖な義務だとして
カミソリを使って
完遂するように
遺言してこの世を去った。
残された子孫は、
忠実に男の遺言を
守ったが、何代経っても
樹を切り倒すことは
出来なかった。
こうなったら、
「五劫の擦り切れ」、
数千年の時を超え、
完遂するしかあるまいな。
ただ、この男、
樹が邪魔だったのだが、
本人は引っ越す積もりは
なかったのだ・・・
二重の意味で
この男は愚かだった。
(2014.09.16)
この詩は、「ナタで髭剃る女」:http://d.hatena.ne.jp/iirei/20070318
とペアーの詩です。「ナタで・・・」を思いついたとき、ナタ=女、カミソリ=男と
割り振ったのですが、カミソリでは、自動車をパンクさせて歩くセコイ男の姿しか思い浮かべられなかったので、お蔵入りだったのですが、樹の伐採にカミソリを使うというミスマッチが面白くて、今回の詩を一気に書き上げました。中国の諺に、「愚公山を移す」という、自分が引越せばよいのに、山を人為で移しかえようという無茶なお話がありますが、私は「愚公」は、やっぱり「愚か」だと思います。
@この詩、なんらかの寓意があると取られても、バカな詩だと捉えてもOKです。御自由に解釈してください。
(以下英訳)
Man trying to kill a tree with a razor (poem)
Some guy, the more armful 30m
The only think that it is going to kill
this big Oak tree with a sharp razor.
But miserably opponent big tree,
It is not quite clear cutting.
Man over '40 years
Stem about 3cm
Only thing that he could.
The man, the work of subsequent
As it's a sacred duty
To complete
Leaving the world with wills.
By using a razor.
Offspring that were left,
The will of man faithfully
tried, but several generations even after
That they chop down a tree could not.
If it goes that way,
As if infinite time was needed.
And beyond the time of thousands of years,
It will be the only to complete.
However, this guy,
Tree, but it was a hindrance,
Person is gonna move there house,
He was not.
For 2 reasons,
He was stupid enough.
This poem, "Woman shave beard ": http: //d.hatena.ne.jp/iirei/20070318
Is the poetry of the pair. When you came up with "... tomahoke= woman, razor = man
I was allocated, but with a razor, so did not imagine only appearance of small-minded man to walk to punk the car, I was shelved, but the mismatch of using a razor to the felling of the tree is interesting, so I at once wrote a poem. The proverb of China, referred to as "Gukou transfer a mountain ", he though should change the adress, there is a reckless talk is that going to change Transfer in artificial mountain, but "Gukou", after all he was "stupid" I think.
(2014.09.16)
@It is OK to be taken this poem as some allegory , be regarded to be a stupid poem. Please interpret at your disposal.
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この翻訳は、「グーグル言語ツール」でやったものを、目につく範囲で修正したものです。変な表現も残っているのかも知れません。
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今日の料理
@春菊の胡麻和え
たまには一般的な料理を作りたくて(手抜きで?)。
(2014.10.16)
@シカクマメと大根のナンプラー炒め
収穫したシカクマメとたまたま有り合わせだったダイコンをナンプラーで炒めました。まずゴマ油を敷いたフライパンで大根を炒め、シカクマメを追加し、ナンプラーを投入。最後にミョウガを加えて少々炒めました。大根に味が浸み、さほど浸みなかったシカクマメとの不均一さが面白かったです。
http://d.hatena.ne.jp/iirei/20141005#1412482664 :シカクマメ
(2014.10.17)
今日の一首
スーパーを
出る際に聞く
懐メロか
――朝本千可の
「サテスファクション」
この曲を開きたかったのですが、ユーチューブのリストになく、仕方ないので同じCD「embouchure」に収録されていた「chaser」(:追跡者)を挙げておきます。テレビ朝日系で「裏刑事」:「裏デカ」という面白い番組のテーマソングになっていました。なお、朝本さんは上田正樹さんの奥さんです。
(2014.10.16)