虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト:色々な事物を取り上げます。

GHQは何をしたのか、しなかったのか?

太平洋戦争が日本の敗戦になり、日本に乗り込んできたGHQ、一体どんなことをしたのでしょう?またしなかったのでしょう?・・・これは、当ブログの過去ログで、野口悠紀雄さんが「GHQは日本の戦時経済体制を手付かずのままにした」と「戦後日本経済史」に書かれていることを参考にして発案したのです。


そのGHQとは・・・


連合国軍最高司令官総司令部(れんごうこくぐんさいこうしれいかんそうしれいぶ、聯合国軍最高司令官総司令部、連合国最高司令官総司令部)とは、太平洋戦争(大東亜戦争)の終結に際してポツダム宣言の執行のために日本において占領政策を実施した連合国軍の機関である。ただ、「連合国軍」とはいっても、その多くの職員はアメリカ合衆国軍人とアメリカの民間人、少数のイギリス軍人で構成されていた。
極東委員会の下に位置し、最高責任者は連合国軍最高司令官連合国最高司令官)。日本では、総司令部(General Headquarters、英語発音: /ˈʤenərəl ˈhedˌkwɔːrtərz/ ジェナラル・ヘドゥクゥオータズ)の頭字語であるGHQ進駐軍という通称が用いられた。支配ではなくポツダム宣言の執行が本来の役目である。


Wikipedia から

GHQの総大将・ダグラス・マッカーサーの言葉に「日本人12歳説」というのがあります。これは、好意的な解釈として、日本人はまだ国際社会になじんでいなくて、暴れたけど、大人のドイツは確信犯的にやりたい放題した、だから戦勝国としては厳しく当たる、そのドイツ人は我々アメリカ人とおなじ45歳くらいだけど、日本人は12歳だから、保護してやらなければならない。・・・こんな相当身勝手な論理を弄していたのですね。日本人が12歳で、4年も太平洋戦争を戦えますか、ての。


以下、wikipedia からの要約
戦争犯罪人の逮捕・・・いわゆるA,B,C戦犯の逮捕と処刑

公職追放・・・戦時中、軍に協力的だったひとの追放。

言論統制・・・アメリカ軍にとって不利なことをメディアに乗せない。

@ 非軍事化・・・日本軍の武装解除日本国憲法、武術の禁止、チャンバラ映画の禁止。

民主化・・・民主国家にするための国民の改造として、「婦人参政権」「労働組合法の制定」「教育制度改革」「圧政的な法制度の撤廃」「経済の民主化」の5大改革指令を発し、日本政府に実行させた。労働組合はすぐに解禁され、男女同権論に基づく婦人参政権は直後の衆議院選挙から実行された。圧政的といわれた治安維持法特別高等警察は廃止され、戦時中にこれら罪状で逮捕・服役していた政治犯を釈放した。また、財閥解体

@農政・・・農地改革。大地主から小作人に土地を売った

@教育改革・・・教育基本法の制定。教育勅語の禁止。

@非共産化と再軍備・・・いわゆる「レッドパージ」。警察予備隊(のちの自衛隊の前身)設立。

@「慰安所」の設置
終戦直後の8月18日に、内務省は全国の警察に対して連合国軍の将兵向けの慰安所の設置を指令し、8月20日には近衛文麿国務相が「特殊慰安施設協会RAA)」の設置を決めた。「(連合国軍の将兵による)性犯罪から子女を守るため」という大義名分を基に、日本各地に慰安所が設置された。

@対日講和・・・いわゆるサンフランシスコ講和条約

@日本語のローマ字化(断念)

1948年(昭和23年)春、日本の教育状況と日本語に対する無知と偏見から、「日本語は漢字が多いために覚えるのが難しく、識字率が上がりにくいために民主化を遅らせている」とする、ジョン・ペルゼルという若い将校の発案で、日本語をローマ字表記にしようとする計画が起こされた。

当時東大助手だった言語学者柴田武は、民間情報教育局CIE)の指示によって、この読み書き全国調査のスタッフに選ばれ、漢字テストの出題を任された。これは日本初の「無作為抽出法(ランダムサンプリング)」の実施でもあり、統計学林知己夫が被験者のサンプリングを行った。

こうして1948年(昭和23年)8月に、文部省教育研修所(現・国立教育政策研究所)によって実施された、15歳から64歳までの約1万7千人の老若男女を対象とした全国試験調査「日本人の読み書き能力調査」であったが、その結果、漢字の読み書きができない人は2.1%にとどまり、「日本人の識字率が100パーセントに近い」という結果が出た。世界的に見ても、これは例を見ないレベル(NHKスペシャルでの当該特集での表現)であり、日本語のローマ字化は撤回された。

柴田はテスト後にペルゼルに呼び出され、遠回しに「字が読めない人が非常に多いというふうにしてくれないと困る」と言われたが、柴田は「調査結果は捻じ曲げられない」と突っぱね、ペルゼルもそれ以上の無理押しはしなかったという。


今日のひと言:どの国の軍隊であれ、慰安婦を必要とするのですね。それなら端から戦争などしないのが良いのです。また、日本語のローマ字化などという暴挙が出来ないほど日本人の識字率が高くてよかったです。志賀直哉のようなバカは、フランス語を知りもしないのに日本語をフランス語に代えるべきだとの論を張っていましたが。




今日の一句

群れならぶ
スズメと見えし
送電線


ちょっと目には、沢山の小鳥が群れ戯れているのか、と思いました。

     (2012.04.20)

ワシントンハイツ―GHQが東京に刻んだ戦後 (新潮文庫)

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GHQカメラマンが撮った戦後ニッポン

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