女性とスポーツ（女性のためだけのオリンピック）

女子高の垂れ幕→

　私は以前のブログに書いたのですが

今日のひと言：女性とスポーツ・・・昔の人は（例えば虫明亜呂無さん）「女性はスポーツが好きというより、競技している男性を見るが好きなのだ。」とか言ってましたが、昔日本の女子バレーが世界最強だったころは「サインはV」「アタックNO1」のような作品がテレビで放送されましたし、サッカーの世界でも、少女雑誌に細々と描き続けられたそうですし、「なでしこジャパン」の活躍でいま盛り上がっていますね。
http://oshiete1.watch.impress.co.jp/qa6889288.html

ボクシングでも、NHK「乙女のパンチ」に主演した南海キャンディーズのしずちゃんがロンドンオリンピックに出場するようですし、ああ、日本の女子は元気です！！

http://d.hatena.ne.jp/iirei/20110902

これまで観たTV番組の中で、印象に残る２つのボクシング・ドラマがあります。一つは「殴る女：和久井映見、吹越満」、以下のようなドラマです。

婚約者もいて、普通に生活を送っていた普通のOL芳村香は、突如会社からリストラされてしまう。ハローワークで紹介された職場はボクシングジム。ボクシングジムとは知らず就職した彼女は、早く辞めようと思案する。
そこで出会ったのは、少し奇妙なロートルボクサー澤田亮平。彼は一流大学を出、一流企業に勤めていた順風満帆な日々を捨て、ボクサーになった偏屈者。婚約者からプロポーズを受けた香だったが、引退の年齢も近く、日々負けつづけてもなおボクサーである事を辞めない澤田との出会いが、彼女の人生を徐々に変えていく。

Wikipedia　　より。

香は、澤田にとって極めて優秀なトレーナーになっていきます。第三者・すなわちライバル選手のトレーナーにも一目置かれるのです・・・このお話は自分は参加しないけど、裏で男性を支える一種の「内助の功」を語るストーリーに思えます。
もう一つは、「乙女のパンチ」。（前出）

今、注目を浴びている女子プロボクシング。倒すか倒されるかの、孤独な勝負の世界に生きる女性たちがいる。チャンピオンを目指して、熱く、激しく生きるヒロイン「ジャイアント乙女」こと早乙女ひかる役に、南海キャンディーズのしずちゃん・山崎静代が全力投球する。ひかるの活躍を軸に、ひたむきに闘う女性たちの姿を、明るく、さわやかに描く、ファイティング・ドラマです！

（NHK広報より）

このドラマは、女性版・「あしたのジョー」かと思います。実際にリングの上に立つボクサーである女性の苦悩を語ります。彼女もジョーと同じように、対戦相手に重傷を与えて、スサマジイ自己嫌悪に陥ります。そこから立ち上がるのはどうしたらいいのか？・・・

今日のひと言：私の住む地域の県立女子高では、スポーツのいろいろな種目の全国大会への出場を記念した垂れ幕を飾っていますが、そのなかに「祝・空手道全国大会出場」といった勇ましいものもあります。さすがに、相撲部というのはないようですが。

　男に出来て、女に出来ないことはない、と言った感じですが、昔のギリシャのオリンピックでは、全裸の男性のみが出場できました。いまなら、全裸の女性だけで競技会が開けそうですね。もちろん、観客も女性だけで。（実況中継も女性だけが見られるとか、実況中継しないとか。男性を締め出す。）「女性の、女性による、女性のためのオリンピック」、これですね。・・・あ。あんまりこの論を展開しすぎると、男性を逆差別することになりますので、この辺で妄想は止めておきます。

今日の一首

不審者に
必ず吠える
我が犬や

これも彼女の
誉れなりけり

犬というのは、自分のまわりの環境の常態をよく覚えていて、すこしでも異常を感じると、即吠えるようです。これは、犬が持つ徳といったものでしょう。
　　　（２０１２．０１．２６）