私の嫌いな曲ワースト1
それは小坂明子の「あなた」です。この曲は1974年(私の中学時代)、ヒットチャート首位を7週連続キープした、メロディーはこの上なく素敵で堂々たる「名曲」ですが、その歌詞に異議あり、なのです。
♪小犬の横には
あなたがいてほしい
この歌詞のなかでは「あなた」はインテリアかエクステリア並みの扱いです。一人前の男をイヌと同列に見ているのです。それは「彼女」一人の望みだったのではないでしょうか?決して「あなた」の願いではないはず。これは、「彼女」の「かかあ天下」宣言です。そして、「あなた」がそんな「彼女」に嫌気がさして出て行ったということにも気づかず、いまだに夢想をしている「彼女」なのです。
うぇーー、反吐(へど)がでる歌です。(もっとも、この曲はメロディーが先に出来、歌詞はあとからつけたそう(高校の授業中に)なので、もっと別の歌詞をつけていればまだしもだったですが。)
家人いわく、この曲は「修行中の女大工」が歌ったもので(♪もしも私が家を建てたなら・・・)
そんな「彼女」の妄想を綴った歌である、という意見もありました。(以前、NHKの朝ドラ「天うらら」で須藤理彩が演じた女性大工のお話があり、好きな彼氏に自分からプロポーズするというエンディングでした。)
もしくは、ここで言及される「あなた」は、ネコのことかも、と。イヌやネコやらと仲良く暮らすのが理想なのか、とも。そうとう辛辣な家人です。
以上は、あくまで私の好き嫌いのお話ですので、私と同じような感性の人にわかってもらえればOKです。