私のブログの特徴・・・「物」と「関係性」
私は、大学時代、マンガクラブにいたことがあり、4編の変わったマンガを描きました。
一つ目はテーマが「刺青(いれずみ)」、二つ目は「金太郎飴」、三つ目は「ねじ、鯨、宇宙船(三題噺:さんだいばなし=3つのテーマを含む話)、四つ目が「バット、風船」、・・・などなど。「物」がテーマだったのです。
このように、私は「物」から表現の世界に入ったのです。そんな私は、自分を「物神論者」と呼んでいました。
そんな私にとって、詩とかエッセイとかは入り易いのです。一方、「物」より「関係性」が重要になる小説、これは一度書いてこのブログ上で公開しましたが、原稿を読んでもらった国文科卒の知人の女性には「骨組みだけの・・・小説風?」との評価を貰いました。←キビシー!!T_T
恋愛アラカルト――中島らも風味(小説)
http://d.hatena.ne.jp/iirei/20070317
思うに、文科系と理科系の対比において、理科系の人が1の言葉が浮かぶのに対し、文科系の人は10以上の言葉が浮かぶものなのかも知れません。私は、力いっぱい、考えて1フレーズ作れるなら、文科系の人は10フレーズくらい作れるとか・・・
もちろん、これは一般的に言えることかとは思えますが、例外的に医学部卒の優れた小説家、たとえば森鴎外氏、安部公房氏、渡辺淳一氏、北杜夫氏らの例もありますね。
さて、ブログを書く際、「物」と「関係性」どちらに重点を置くかによって、読者数、読者層が変わります。
私のブログの場合、もちろん「物」に重点を置くので、テーマ別の検索(ヤフー、グーグルともに)には引っかかりやすく、また私は一ブログを大体5日上程しており、ページビューでは一日大体600ヒット強あるので、おおむね、のべ600*5=3000人が一ブログを閲覧することになります。(もっとも、拙ブログの場合、過去ログの閲覧も多いので、ここで書いた数字は、あくまで目安です。)
それで、グーグル検索では、大体どのブログでも上位50位くらいにはランクされます。ものによってはベスト3以内もあります。(検索エンジンの全ヒット数が数万件の場合でも。)
もし、私が「関係性」系のブロガーだったら、このような中ヒットもなかったのかも知れません。まあ、私の習性として、「関係性」ブログを嫌うところもあるやも知れません。小説のように「関係性」ばかりのジャンルには不向きなのでしょう。したがって、私は例えば村上春樹氏の「1Q84」なども、手に取ろうとも思いません。同じことを言うのであれば、エッセイ、そして詩のほうが私に向いているようです。
また、私は自分についてあまり取上げません。取上げたとしても、例として挙げているのであって、私が「非関係性」のブロガーであることに、なんら支障がありません。私は個人情報ではない「読み物」としてブログを書いています。
今日のひと言:人は自分のやれるようにしかやれない・・・こんな言葉が耳をかすめます。実は、マンガクラブにいたころ使っていたニックネームは、「キャベジン」でした。この言葉の元は、アンブローズ・ビアスの「悪魔の辞典」にある・・・「キャベツ」とは人間とおなじくらいの知能指数をもったもの・・・そのような頭の人間というかなりひねくれた命名でした。やはり、辞書から「物の意味」を読み取っていたのですね。言い方を換えて料理の言葉でいうと、私のブログは「一品料理:アラカルト」、関係性のブログは「フルコース」とでも呼べるのではないかと。
今日の一句
スーパーに
土鍋の軍が
陣を取り
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