長期低落化するNHK・朝ドラ(朝の連続テレビ小説)
視聴率推移グラフ→
今、手元に「週刊文春」(08年4月17号)があり、特集記事として歴代朝ドラヒロインの現況と、平均視聴率の推移が一望できるものが載っています。今日はこれをネタにブログを紡いでいきます。
「朝ドラのヒロインをやった女優は、一生喰うに困らない」とまことしやかに言われていたそうですが、現在はそうでもないようです。
歴代視聴率NO1は、恐らくこのブログの読者にも想像がつくと思いますが、それは「おしん:主演/小林綾子、田中裕子、音羽信子、泉ピン子ほか」(平均視聴率52.6%)です。これは飛びぬけて高い値ではありますが、第36作の「はね駒:主演/斉藤由貴」までは、唯一の例外(第35作の「いちばん太鼓:主演/三田寛子」の33.4%)を除くと、どの作品も大体40%程度の高い視聴率を誇っていたのです。この時期は、朝ドラの「黄金時代」といえるでしょう。
視聴率が40%割れし、30%台をキープしたのは、第37作の「都の風:主演/加納みゆき」から第50作の「かりん:主演/細川直美」までで、一本だけ、1年ものの「君の名は:主演/鈴木京香」が29.1%と、低空飛行をしました。
視聴率が30%割れし、20%台をキープしたのは、第51作「ぴあの:主演/純名りさ」から第68作「こころ:主演/中越典子」までで、それ以降の作品で、20%を越えたものはありません。朝ドラの長期低落傾向がわかろうというものです。
また、この傾向と、ヒロインが魅力的かどうかは、関係ないようです。どんなに演技の上手い美女がヒロインをやっても、この長期低落傾向には影響を与え得ないのです。松嶋菜々子がヒロインをやっても(ひまわり)、竹内結子がヒロインをやっても(あすか)、変わらないというわけです。一度落ちた視聴率は元には戻せないのです。
文春のリストのなかで、歴代最低の視聴率だったのは、前作(第77作)の「ちりとてちん:主演/貫地谷しほり」の15.9%でした。私的には「天花」と「やんちゃくれ」が断然つまらなかったです。
今日のひと言:NHKも、もうそろそろ朝ドラのあり方について、真剣に検討する時期になっていると思うぞ。
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