「死ね死ね団」と「超法規委員会」――地政学の叫び
レインボーマンVSゴッド・イグアナ→
いずれも、TV上の架空の組織です。「死ね死ね団」は、 “森進一が歌詞を一部変更したことに怒り狂い、「おふくろさん」を森から取り上げた頑固爺さんの”川内康範氏が原作の実写版ヒーローもので、虹のように7つの化身になるレインボーマン(日本人)が戦う相手になる「悪の結社」です。それは、なんらかの形で日本人を忌みきらう人たちの連合組織です。「死ね死ね団」の首領は、ミスターK。名悪役・平田昭彦さんが好演しています。このKの意味については長らく分からないでいましたが、これはKhan・・・即ち漢民族と韓民族のことだとひらめきました。いずれも日本に対して、怨念に近い感情を持った民族です。こんなアブナイ奴らとタイマンを張るのですから、レイボーマンも大変だったでしょう。その作品は「愛の戦士レインボーマン:NET/現在のテレビ朝日放映」なお、Wikipediaによると、ミスターKのKとは、川内(Kawauchi)のKを川内に無断でスタッフが流用したものであるとありますが。ただ、反日本的な組織の長ですから、私の解釈もあながち的外れでない気がします。ちなみに、平田昭彦氏は、韓国・ソウルで生まれていらっしゃるとのことでした。
それでは、そんな危ない組織と渡り合える組織はないかと考えたところ、レインボーマンの他では、やはりテレビ朝日系の「裏刑事(ウラデカ)」にでてくる「超法規委員会」などはどうでしょう?「超」ですよ、「超」。・・・「超・法規・委員・会」。この組織はどんな法規を超えているのか、まったく不明ですが、藤達也演じる佐々木武夫刑事が事件に巻き込まれて生死の境をさまよっていた際、整形手術を施し、指紋も変え、心臓にペースメーカーを埋め込み、指令には絶対服従という条件で事件を担当させます。名前も岩城丈二と変えられます。「凶悪な・法の及ばない」犯人を射殺してもぜんぜんOK。これもいかにも無理やりといった不条理さを匂わせる設定でした。なお、テーマ音楽は、上田正樹さんの奥さん・朝本千可さんでした。そのテーマ曲「Chaser:ついせきしゃ」は素晴らしい曲でした。
もし、両組織がガチンコにぶつかったら、どんなことが起こるでしょう。
日本、朝鮮、中国について地政学的な検証をしてみます。まず、中国は大陸国家です。日本は海洋国家。朝鮮は半島国家。「一つの国が大陸国家であり、同時に海洋国家であることは不可能である」(A.T.マハン:アメリカの軍人・地政学者)というテーゼから言うと、日本と中国はほぼ対等な潜在能力を持ちますが、半島国家である朝鮮は両者から狙われる位置にいます。実際、中国に近い北朝鮮は、大陸国家的ですし、日本に近い韓国は海洋国家的です。一つの民族がこのように分極している例は珍しいと思います。
そうすると、「死ね死ね団」という組織は、朝鮮民族の感情を具体化したものと言えるでしょう。中国にも同じようにいじめられているのに、自分より劣った文明国の日本に占領されたのが悔しいのでしょうね。
日本史上、「超法規委員会」に相当するのは、概念規定がはっきりしなかった統帥権(とうすいけん)によって好き勝手やった旧日本軍・関東軍の参謀たちである、と言ってもいいでしょうね。
そうすると、「死ね死ね団」は、日本国民の抹殺を任務とするのに対し、超法規委員会は朝鮮、中国を狙う組織だということになりますね。どちらにしても、他民族との融和路線がないことは同じですね。泥仕合になりますね。
今日のひと言:それにしても、川内康範は、目の付け所がいいですね。放映していた当時は、彼がここまで考えてネーミングをしているとは思いもよらなかったです。あ、ちょっと違うか。
なお、「地政学」について過去ログで解説しています。
http://d.hatena.ne.jp/iirei/20051207
から、7話くらいです。
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