虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

寅壱(トライチ)のジャケット

iirei2007-07-29

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      ジャケット →

 「トライチのジャケット」と言えば、鳶職(とびしょく)の人とか土木作業員がよく着用していて、物を入れる「穴=ポケット」が沢山ついている、優れもののグッズです。色も多様にありますが、「黄色」のジャケットが心地よいので、私はこの色のジャケットを2着持っています。別に私が土木作業をするためではなく、あえていえば畑仕事をするためです。そして加えて、とってもスタイリッシュでもあります。「はてなキーワード」によると、寅壱は作業服界の「アルマーニ」とも呼ばれているとあります。また、この会社は、ニッカー・ボッカーというズボンでも有名だそうです。まあ、作業着関係では、知らない人はいないでしょう。
 そのシンプルなジャケットは、実に「厳しい作業環境での作業」に向いているものです。そう、寅壱のジャケットは無駄を一切省き、機能性のみを追及して出来上がったものであり、色々な工具を入れるために「穴=ポケット」が多いわけです。その結果が、機能性のみならず審美性も自ら呼び寄せたと言ってもいいでしょう。
 虎の文様のように美しい黄色を表象しています。見事なり、トライチのジャケット!(なお、トライチのジャケットは、半そで仕様です。)
  ところで、トライチのジャケットを着ていたら、その人が鳶職とか土木作業員である、と見る人は多いですが、そう取らなくても良い例もあると思います。それが「わ・た・し」です。


今日のひと言:「穴=ポケット」と言えば、男性の着る衣装は「穴=ポケット」が多く、女性の衣装には「穴=ポケット」がない場合が多いです。男性の衣服はまさにトライチのように、機能性を求めて生まれてきたわけですが、女性の服の場合、「装飾性」を追及して生まれてきた気がします。

        以後のお話は戯言(ざれごと)です。女性は男性より「穴=ポケット」の数が多いので(膣)、「穴=ポケット」をそんなに必要とはしないのかも知れません。逆に「穴=ポケット」が足りない男性は「穴=ポケット」の多い服を愛用するのかしらね。あるいは、女性が体に密着した服の「穴=ポケット」に大事なものはいれずに、ハンド・バッグにあれこれ貴重品をいれることが多いのは、「ひったくり」をされ易くなるというデメリットがあると思うのですが、それでも、体密着の服の「穴=ポケット」を活用しようとしない女性が多いのも、同じメカニズムかも知れません。
        以上のお話をなじみの喫茶店のママとか常連客にしたところ、「それもありかしらね。」と言っていました。
        なお、ブランド物のハンド・バッグが好きな女性が多いことは、どのように説明できるのでしょうかね。




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