虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

コミックチャージ・創刊

 3月24日、コンビニを覗いたら、新しい青年コミック雑誌青年マンガ誌)が並んでいたので買ってみた。「コミックチャージ」という名称で、隔週発売で、出版元は角川書店である。
この雑誌の期待度を、以前私が導入した「C値」で評価してみよう。過去ログ
http://d.hatena.ne.jp/iirei/20061024
から引用すると、

「Cとはcreativityの略です。一つの掲載作品について、アニメ絵ぽかったら0ポイント、だれかどこかで別の作者が書いているのを見たような絵柄なら0.5ポイント、作家独自の絵であれば1ポイントにします。C値は、マンガがどんなテーマかに拘わらず決まります。絵柄だけで評価します。」


ここに「コミックチャージ」の掲載ストーリー漫画ひとつひとつについてC値を出すと

神の手を持つ男         0.5
我が妻との闘争           1
ぶっちぎりCA          0.5
アルカイックスマイル      0.5
うちのネコが訴えられました!?   1
黒鷺死体宅配便         0.5
サラリーマン楽しんでますか?  0.5(手塚治虫石坂啓に絵柄が似ている)
角川映画とオイ物語       0.5
デス・スウィーパー        0.5
Hover!(ホバー!)         1
こちらがむしゅー探偵事務所!  0.5
五百蔵酒店物語         0.5
家族八景 (筒井康隆・原作) 0.5(大島弓子に絵柄が似ている)
ヘッポコ!             1
ASAHIYAMA ―旭山動物園物語―  0.5

以上から、「コミックチャージ」の平均C値を計算すると0.63(標準偏差0.22)
これは、週刊スピリッツ(ビッグコミックスピリッツ)とほぼ同等で、週刊モーニングにやや劣る程度である。標準以上の内容であることが期待される。内容も多岐にわたる。頑張って欲しいものである。なお、創刊号には「角川映画」の宣伝DVDと「ほしのあき」のブロマイドがついている。


今日のひと言:最近は、ネット収入のみをたよりに無料で販売する漫画雑誌も現れた。
コミック・ガンボ」であるが、連載陣もなかなかのものである。「コミック・ガンボ」のページから引用すると、連載陣は
板橋しゅうほう
江川達也
・ 小野広喜
梶川良
カネシゲタカシ
木村直巳
・ きりえれいこ
黒岩よしひろ
ささいみりか
しりあがり寿
・ すねやかずみ
・ 武喜仁
・ 土井泰昭
河承男
はまのらま
日高トモキチ
牧野博幸
路みちる
木逢春
村上もとか
ヨコシマン
吉田ひろゆき
渡辺電機(株)
足立淳(新人)
・ 岩下はがね(新人)
上野毛あさみ(新人)
司馬亘(新人)
(五十音順)
 となっている。