虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

水飴(みずあめ)を作りたかったのに!

iirei2006-11-01

  *水飴(みずあめ)を作りたかったのに!
06.10.01   小麦260gを水に漬ける。
 06.10.02   小麦の水を切り、ザルに入れる。
 06.10.03   小麦の芽(根)が出る。一日2回水洗いしている。
 06.10.04   午後3時、根がザルからはみだすほど出たので、袋に入れて冷凍する。500g。午後6時、コーヒーミルで挽こうとするが、出来ず、すり鉢ですって、コーヒー容器に入れ、水を加え、テープを貼って風呂桶に入れる。(本日入浴日)青くさい匂い。
         アオゲイトウの種を採取し、残りは庭に撒く。アカザも整理。
 06.10.05   朝、ちょっとアルコール臭がする。液が底か表面に出る。風呂を暖めなおして入れ続ける。午後3時、ヌカドコ臭。乳酸菌が活動していると見る。
 06.10.07   湯船への浸漬続行。またアルコール臭がする。デンプンの白が減ってきたような・・・
 06.10.08   アルコールであること確定。明日まで浸漬する。
            昨日から続く台風の影響で強くなった低気圧、2日続けて冷たい北風が吹きまくり、ナスなどの葉が干からびる。ダイコンの苗、金時草も影響を受ける。時期的に冬の北風よりたちが悪い。
 06.10.09   昼、モロミを搾る。汁225g、カス330gあわせて555g。 
           当初は700gほどだったから、すこし減る。搾り汁はヌカくさく、酸っぱい。酢として熟成できるか。カスは捨てる予定。
 06.10.10   搾り汁の酸味は、酪酸か火落ち酸(メバロン酸)であろう。恐らく火落ち酸。カスを水洗いして食べようとしたところ、ほとんど殻しか残らなかった。
 06.10.11   カスをコンポスターに入れる。


 以上は、私がつけている「園芸ノート」の日記(一部)です。今回私がやろうとしたの
は、この春栽培して収穫した小麦(「小麦栽培顛末記」:http://d.hatena.ne.jp/iirei/20060802
参照)から、水飴を作ることです。小麦が芽吹く際、デンプンを麦芽糖に変える消化酵素
が生成されることを利用しようと思ったのです。ビールを造ると言いたいところですが、酒の個人醸造は酒造法で禁じられているので水飴にしたのです。
 私は、速やかに大量に、「デンプンから麦芽糖」への変換が起きるだろうと思っていまし
た。大量の糖ならば、微生物は活動できないのです。これはジャムが腐らない根拠です。ところが、この反応は少しづつしか進まず、その間に、乳酸菌とか火落ち菌、酪酸
が繁殖してしまったようで、大きな誤算です。まあ、使用する道具とか容器とかも殺菌し
なかったので、結果的には当然のことながら、「腐造:ふぞう:醸造品が腐ってしまうこと」
ということになってしまったのですね。せっかくの小麦260g、あたら腐らせてしまい
ました。今度トライする時には、ちゃんと作るぜい。


今日のひと言:微生物の世界は、奥が深いですね。ていうか、今回の試行には、微生物の介在は意
       識していなかったのですが。
雑感:このまえ、ある人に
   「森下くんって、ものにこだわりがないの?」と聞かれました。そこで
   「ええ、あんまりありませんね。」と答えました。大抵の人は例えば「カメラ」だとか「ア
  クセサリー」とかにこだわることがありますよね。
  「まあ、僕の場合、植物にこだわるといったらこだわる、でしょうか。」
  ここで問題。
  「最大のこだわること」って何でしょう?
  ――こだわらないことにこだわることです。


今日のブログは、岩手県で農民生活をヴィヴィッドに楽しまれているAKI@釜津田さんに捧げます。
農家の嫁の事件簿:http://kamatsuta.way-nifty.com/blog/
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