虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

団体格闘技・ドッジボール

 *団体格闘技・ドッジボール
          戦争スポーツ論 1
       こしたてつひろ小学館 
 ドッジボールをやるのは大体小学生です。私も小学生時代に熱中した記憶があります。かなり白熱したゲームになります。
この競技の場合、ボール(大体バレーボールのボールを使うらしい)は「敵を殺す」ための弾丸そのものですね。他の球技とはボールの使用目的が違います。野球(ベースボール)でドッジボールのようなボールの使用をすれば、即座に退場処分となるでしょうね。いわゆるビーン・ボール。
 「敵を殺すための」ボール=弾丸。ドッジボールは当初デッドボール(死球)と呼ばれていましたし、wikipediaによると「旧石器時代にマンモスを落とし穴に落として岩石をぶっつけた狩猟が起源ではないか」とも言われているようす。
① 岩石がボールに置き換わったのです。
② 戦争を模したスポーツで、しかも団体格闘技といったところ。
 英語のDodge Ball のDodgeは「逃げる、ボールをかわす」という意味で、当初はボールのキャッチは認められていませんでした。「ボールをかわして」・「死」を免れていたのですね。するとMLBのロサンゼルス・ドジャーズ(Dodgers)は「逃げる卑怯者」という意味になるのでしょうか?
 それにしても、思い出されるのはマンガ・アニメの「炎の闘球児 ドッジ弾平(だんぺい)」。弾平の父もドッジボール(この作品では「闘球」と呼ばれています)をしていて、アメフトなみの重装備をしていたので
 「いい年こいて、なんだ、このバカは!!」と大笑いしたものです。まあ、好きなようにすればいいんだけどね。プロテクターで球を割っちゃいそうですねえ。
 ドッジボールは12対12からゲームが始まるのが基本ですが、別に5対5でもいいと思われます。5というのは軍隊の戦闘単位にあり、5人。それを束ねるのが伍長なんだね。まあ、楽しく喧嘩ができるでしょうね。もっとも、5にもこだわる必要さえないかも。
 大人になってもドッジボールをしようじゃありますまいか?


今日のひと言:♪忘れ「がたき」故郷〜〜〜やはり故郷は「敵」かあ。