虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

 副題の「虚虚実々ーーウルトラバイバル」というのは、まず、危機管理の手始めとして、「うそ」と「ほんとう」を見分ける能力が要求されるからで、「虚虚実実」としました。「ウルトラバイバル」というのは、私の造語で、サバイバルという言葉をもじったものです。英語では「乗り越えて・生きる」・・・「生き残る」といった意味ですが、それをさらに超え、「超」といった意味の「ウルトラ」という言葉をくっつけたのです。
 次回はBSEの話題を書こうと思います。





ハロウィンのカボチャ!!・・・これは食べたら危険かも。BSE関係で。順を追って書きますと、
①まず、アメリカでは肉骨粉をブタとかニワトリに、まだ与えています。これらの動物にBSEが出ないのは、飼育期間が牛より短いからだといわれています。また、あるニュースソースによると、アメリカの農家は、特定危険部位を、ブタ、ニワトリ、まして牛に与えているといいます。
②病原タンパクのプリオンは、消化器官にまず入るので、腸、肝臓にもプリオンが存在する可能性があります。そのような報告を数箇月前に読みました。
③植物汚染。プリオンは安定な物質で、自然条件下では変化しません。もし、このプリオンが植物の根の根毛の穴を通過するサイズなら、当然、植物体に取り込まれます。その植物を食べたらどうなるか・・・・報告はありません。私、森下礼の試算では、プリオンは水とかアンモニアなどの10倍程度の半径くらいということになりました。あくまで分子を球としてのモデル計算ですが、だとすると、最悪、アメリカの農産物は全て危険であるということになるかも知れません。
 これらの問題を研究する人の問題点を、次回に・・・