虚虚実実――ウルトラバイバル

森下礼:環境問題研究家、詩人、エッセイスト。森羅万象、色々な事物を取り上げます。元元は災害に関するブログで、たとえば恋愛なども、広く言えば各人の存続問題であるという点から、災害の一種とも言える、と拡大解釈をする、と言った具合です。

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

中庸のメニュー〜究極でも至高でも不味くもなく

むかし、故・「中島らも」さんが面白いことを言っていました。誰がどう、いつ食べても「不味い」味の料理しかださないレストラン・食堂というものが実在し、そんな店はどのような手段、経緯で店が続けられるのか、研究の価値はあるだろうと。このような店を…

嫉妬に狂った女は怖い:呂后(りょこう)と則天武后(そくてんぶこう)

呂后(呂雉)(? - 紀元前180年)は、漢の始祖・劉邦の妻。劉邦の糟糠の妻でしたが、劉邦(高祖)の死後、王の寵愛を巡って争ってきた某夫人に、とんでもない行為をやらかします。 高祖の後継を巡る争いは根深く尾を引いており、恵帝即位後間もなく呂后は、…

「テオ もうひとりのゴッホ」(書評):共依存の兄弟

糸杉のようなもの?→ 芥川龍之介は、彼の著「或る阿呆の一生」の中で、「私は、ゴオグの絵を観て、絵画というものを了解した」と書いています。その「ゴオグ」というのは、ヴィンセント・ファン・ゴッホのことに違いありません。確かに素晴らしく、魂の叫び…

「テオ もうひとりのゴッホ」(書評):共依存の兄弟

「@@の法則」〜色々な分野での「定理」

以前、経済学における「パレートの法則」を話題にしたことがありますが、 http://d.hatena.ne.jp/iirei/20141214#1418532673 今回はそれを引き継いでいろいろな「法則」について見てみることにします。 @有名なところで「マーフィーの法則」(経験則) マー…

中国の裁判制度〜これって人治主義なのか?

昔聞いたニュースで、恋人の女性の顔に強酸を掛け、その女性の容貌をメチャクチャにして、男は「一生(この女の)面倒を見るから」、と法廷で発言したのにも関わらず、法廷は「死刑」としていたことを覚えています。 中国は、私が思うに、いまだに旧来の中国…

「失恋のおくすり  傷ついた心を癒す119の言葉」

以前、私自身の恋愛遍歴を書いている途中で知った文庫本を、地元の書店で買ってきました。それが今回ブログで紹介する、表題の本です。著者はバンビス・スノーフラワーさん、コピーライター&ライターです。2013年に株式会社・アスペクトから発行されて…